ボリューム:パソコンの出力ボリュームは最大値で固定しました。
マイク:マイクの設定は、デフォルトのままです。マイク入力端子はモノラルジャックを使用しました。(非測定系の入力はショートしたことになるかと思います)
CPU負荷:バックグランドで負荷の高い全ファイルのウイルスチェックを走らせましたが、測定は安定していました。CPU性能は求めないようです。
電源:バッテリー駆動とAC100V駆動の違いによる 「THD、+N」の値の差異は、誤差程度でした。下記は実際のアンプを測定した際の駆動電源毎のSpectrum画面です。
バッテリー駆動(1KHz) |
AC100V駆動(1KHz) |
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WaveSpectra のヘルプ、特に、「歪率の測定について」に従って各パラメータを設定しました。
ソフト |
設定パラメータ |
設定値 |
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WS |
FET |
FET サンプルデータ数 |
131072 注1 |
FET 窓関数 |
窓関数無し(矩形) |
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周波数設定 |
測定信号の周波数 |
"FFTに最適化" する |
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録音/再生 |
ドライバー |
MME |
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再生・デバイス |
Wave Mapper |
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録音・デバイス |
Wave Mapper |
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フォーマット・サンプリング周波数 |
44100 注2 |
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フォーマット・bit |
16/24 注3 |
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フォーマット・有効なチャネル数 |
mono/stereo 注4 |
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WG |
フォーマットの設定 |
FFTサンプルデータ数 |
WSのFFTサンプルデータ長に合わせる |
サンプリング周波数 |
44100 注2 |
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ビット長 |
16/24 注3 |
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チャネル数 |
mono 注4 |
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再生デバイス |
ドライバー |
MME |
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デバイス |
Wave Mapper |
注1 サンプルデータ数
アンプは接続しないで、折り返し接続で評価してみました。サンプルデータ数を変えてもTHD+Nの値はほぼ一定でしたが、Spectrum画面の分解能には差異があり、サンプルデータ数が多いほうが高分解能で、状態が把握しやすかったです。
サンプルデータ数4096
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サンプルデータ数 131072
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注2 フォーマット・サンプリング周波数
WSとWGでいくつか組み合わせて試みましたが、サンプリング周波数は、44100 同士が、「THD+N」の値がいちばん低くなった。サンプリング周波数によっては、「THD+N」の値が収束しなかった。
注3 フォーマット・ビット数
差異は誤差の範囲だった
注4 フォーマット・チャネル数(Mono設定とStereo設定)
WGでは、「Mono設定」の方が、「THD+N」が低く出た。WSでは、両設定で差異はあったが、誤差の範囲だった。
WSでは、「Mono設定」は「Stereo設定」より振幅が小さくなり、Max表示とRMS表示の数値が6dB低く表示されました。理由は判りません。
Stereo設定 |
Mono設定 |
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