測定をサポートしてくれる冶具を作りました。あると無いとでは、効率が違います。また、信頼度も上がるような気持ちにさせてくれました。ノイズを拾わないようガードの必要性があるのでしょうが、今回はそこまでは配慮できませんでした。また、試作の意味合いもあり、余っていたアクリル材等で簡易に作りました。次回は、もっと美しく作ろう。
R-CHを測定する際は、R-CHに信号を入力するとともに、L-CHの入力をショートするパターンが多いです。R-CHの測定からL-CHの測定に移行する際、SW1ヶで測定CHを切り替えられたら便利かと思って作りました。また、低周波発振器の内蔵ATTやアンプのボリュームでは、ちょうど1000mVなどの出力を得たいときの電圧の調整が困難でした。そこで、併せて、微調整用のアッテネータを付けました。回路は、いたって簡単です。使い勝手はとてもいいです。微調整用のアッテネータの抵抗値は、もう少し大きいほうが調整しやすかったかと思います。
歪み率の測定用に、歪み率計(WaveSpectra/NotePC)の入力レベルを調整するアッテネータと測定CHの切り替えスイッチ、そして、ダミーロードを併せて作りました。ダミーロードにシリアルに接続したSWはダンピング・ファクタの測定用です。ATTがパラレルにダミーロードに接続されるCHとされないCHで、SP端子から見て負荷抵抗の大きさが異なりますが、ATTの抵抗値が大きいので気にならない差かと思います。
最初に作った際、左右のCHのマイナス(アース)端子間を接続しちゃったので、クロストークが狂ってしまいました。何故、クロストークが狂ったのか理由が分からずとても苦労しました。
ダンピング・ファクタを測定するときの負荷抵抗の大きさは、8Ωで良いと思ってましたが、ぺるけさんが『8Ωの負荷で測定できるダンピングファクタ値はせいぜい6くらいまでで、それ以上になると測定精度が出ません。2.2Ωであれば20くらいまで測定できます。(web頁:ダンピング・ファクタの測定法)とコメントされています。そこで、ダンピング・ファクタ測定専用の冶具として、負荷抵抗+SWを、焼き付けに失敗したCD-Rに取りつけました。抵抗値は手持ちの関係で4Ωです。
総合利得は、信号の周波数を変化させながら入力と出力の信号電圧を測定します。新しい信号周波数で測定する毎に電圧計のリード端子をつなぎかえましたが、次回はSWで切り替えられるようにしたいと思います。入力回路がNヶあったらもっと便利かな。
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