こんなやり方で測定しました。
# 参考 8Ω負荷時の出力電力と出力電圧 |
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出力電力 |
負荷 |
出力電圧 |
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0.0125W |
8Ω |
316mV |
-10.0dB |
0.125W |
8Ω |
1000mV |
0.0dB |
0.3W |
8Ω |
1414mV |
3.0dB |
0.5W |
8Ω |
2000mV |
6.0dB |
低周波発振器AG-205の信号電圧は周波数により微妙に変動しました。今回の測定では、周波数を変化させる都度、アンプの入力電圧を一定とするようATTで調整することはしませんでした。そのかわりに、入力電圧が一定とみなせるよう、低周波発振器AG-205の周波数特性をベースにDMMで読み上げた出力電圧を比例補正しました。
周波数帯域は、14Hzから64KHz(−3dB、0.125W)で、お手本とあまり差異のない測定結果となりました。いい感じです。0.5Wは、測定するつもりは無く間違って測定しまった。もったいないのでグラフに追記しました。
0.125W、0.25W、0.5Wと、出力と帯域はなにやら相関関係にあるんですね。また、0.0125Wの10Hzから20Hzの山は何でしょうか。お手本にもこの山がありました。
細かく見ていくと、お手本の『真空管アンプの素』の 229 頁のデータと差異がありますが、理由は分かりません。実装レベルの腕に差があるのは確かなので、その差が特に400KHz以上に表れたのでしょうか。
² 0.25Wの50Hz以下の落ち方がお手本よりゆるやか。
² 400KHz以上で-40dB以下となっている。お手本では1MHz以上。
² 0.125W、0.25W での200Kz〜300KHzの谷が、お手本より深い。
メモ 20Hz以下では、測定値の値が1mV程度の幅で一定しませんでした、特に、出力0.5Wでは、数mVの幅で激しく変動。25Hz以上では、0.125Wと0.0125Wは周波数が高くなると落ち着くが、0.5Wではいつまでも一定しませんでした。
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